Welcome to Oblivion

ロクなことを書きません

Madina Lake - Welcome to Oblivion

 

ご無沙汰しております。

またしても前回の更新から一年以上経ったらしい。

月日が過ぎるのって本当に早い。気付いたら2022年も折り返し地点を突破していたし。

全く関係ないんだけど、最近ちょっと流行っていたMBTI診断(疑似)をやってみたところ、自分はINTJと結果が出た。

そのタイプの性質を読み進めていたところ、いやまさに、という感じの文章がつらつらと書いてあった。

今まで生きてきて生きづらさとか、世の中に馴染めない感じとかすごく感じてきたけど、それはこの性格を持つ人間が頻繁に痛感することらしい。

こういうことを言われたら普通「今後もずっとこの感覚と付き合わなきゃいけないのかよ...」とげんなりしそうなものだが、僕はずっと付きまとってきたこの感覚を事実として、文字媒体で突き付けられたことで謎の救いを得たのだ。

自分が異物であること、世間に馴染むことはほぼ不可能であることを認識して、今まで「頑張れば僕もこの世界に適応できるのかな...」と思い、周りの人間に擬態してきたのがマジで無駄だったと知り、ものすっごい清々しくなった。

お陰で大分開き直れて、今では「もうこのまま異物として生きたろうやないかい」の心持だ。

もう絶対誰にも阿らないし、顔色も窺いません。両手に中指スタイル。

 

ということで、今回はそういった心理的なところに関係してくる曲を訳したい。

この駄文の書き連ねに名前をお借りしてしまった曲で、僕のコアにある曲だ。

丹精込めて訳していこう。

 

Madina Lake - Welcome to Oblivion

 

On an island out in the sea,

海に浮かぶ島のように大きな大地

I wouldn't care what they think of me,

そこで誰が僕のことをどう思おうが知ったことじゃないけれど

But in this crowded room, I believe

だけど、この息苦しい部屋の中じゃ、僕は信じてるんだ

That I'm seconds from insanity.

狂気に飲まれるまで時間はかからないって

 

'Cause her eyes just rip me all apart,

だって彼女の眼は僕をズタズタに引き裂くんだよ

And my temperamental mind decides that I'm being a man.

そして、僕の神経質な心はそれを隠すように決めるんだ

 

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

Where panic starts to settle in.

ここはパニックが渦巻き続ける場所

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

Oh, I think I'm losing it.

ああ、おかしくなってしまいそうだ

 

So many voices, I can't even sleep,

多くの声が響いて、眠れすらしない

Typical late night company.

典型的な深夜の来客だね

They ask questions about my life,

彼らは僕の人生について問うてくる

"Where is he going?"

「彼はどこに向かってると思う?」

Who am I?

僕はいったい誰だ?

And those voices rip me all apart.

そして、その声がまた僕を引き裂くんだよ

I need medicine to quiet and to find it.

僕には薬が必要なんだ、それを黙らせて正解を見つけるために

 

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

Where panic starts to settle in

ここは混乱が息を潜める場所

And I'm afraid of everything.

何もかもを恐れてるんだ

Oh, I lost my head again.

ああ、正気を失いそうだ

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

Where my whole life is caving in

ここは僕の人生が崩れ落ちていく場所

And I can't stand who I am.

もう僕が僕を保てない

Oh, I think I'm losing it.

ああ、おかしくなっていく...

 

I lost my head again.

また正気を失ってしまう

 

Then I met you.

そして、君と出会った

You were standing all alone

君も独りで立ち尽くしていたんだ

'cause you felt it too.

君も同じことを感じていたんだよね

The world has broken you down.

この世界が君を壊しにかかってるって

You and me are gonna make it through

君と僕、これからは上手くやっていけるよ

'Cause now we know there's people like us.

だって、僕らと同じ人々がいるって知ることができたんだから

 

As I fall apart inside,

心がばらばらになっていくように

All of my thoughts collide,

全ての考えが衝突してる

And that's no way to live a life.

そんなんじゃ生きていけないんだ

Oh, I think I'm losing it.

ああ、また正気を失ってしまう

 

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

Where panic starts to settle in

ここは混乱が渦巻く場所

And I'm afraid of everything.

僕は全てを恐れてる

Oh, I lost my head again.

何も考えられなくなってしまう

Welcome to oblivion,

忘却の果てへようこそ

I gotta get off the medicine

薬なんてやめなきゃ

'Cause I can't stand who I am.

頼りきりじゃ、自分を保てない

Oh, I think I'm losing it.

正気を失ってしまう前に

 

蛇足

多分ずっと知らず知らずのうちに鬱と戦わされていた自分にとって、この曲は本当に沁みる。

こういうタイプの人間にとって、真の敵は他の誰でもない自分自身だ。

いつでも、冷静で皮肉屋で厭世的な自分がこっちを見ている。

頻繁に耳元で自分の生まれた意味とか自分の価値とかを問いただしてくる。

最近は好きなデザイナーであるリック・オウエンスに影響されて、メメントモリの精神を宿すことで「そんなもんねーよ」で済ませられるようになってきた。

でも最近、職業柄か「美しいものを見たい、生み出してみたい」という思いだけは芽生えてきたので、この調子で生きる理由をちょこちょこ見つけていきたい。

27クラブへの憧れは尽きないけれど。